こんにちは☺
本日は、皆様からよく聞かれる歯ブラシの選び方についてお話したいと思います。歯科医院で歯ブラシを買うときは、勧められたものを購入するとよいのですが、ドラッグストアなどで購入するときに、どのような歯ブラシを選んだらよいのか迷ってしまいますよね(*_*)
歯ブラシを選ぶときのポイントとしては、①歯ブラシのサイズ ②毛先の形状 ③毛の硬さ・素材を意識していただくと良いです。
まず、歯ブラシのサイズについてですが、なるべくコンパクトサイズで厚さが薄いものがよいです。大きすぎると歯ブラシを適切な方向・角度で歯面に当てることが難しく、磨き残しが多くなるためです。ただ、ご高齢の方など、歯ブラシを細かく動かすのが難しい方の場合は、大き目サイズのほうがよいこともあります。
次に、毛先の形状についてですが、毛先にはラウンド毛とテーパード毛の二つに分かれます。ラウンド毛とは、歯肉が傷つかないように毛先が丸く加工されており、接地面積が大きいため、プラーク(歯垢)の除去効果が高いとされています。テーパード毛とは、先端が細くなっており、歯と歯茎の境目に挿入しやすくなっています。つまりラウンド毛は、むし歯予防を目的として、テーパード毛は歯周病予防を目的として選んでいただくとよいかと思います☺
最後に毛の硬さ・素材についてですが、基本は「ふつう」の硬さを選んでいただいたほうがよいです。歯ブラシが「やわらかめ」ですと、プラーク(歯垢)の除去率がおちてしまい、「固め」ですと、歯茎を傷つけてしまう恐れがあるためです。ただ、歯茎の炎症が強く、腫れていらっしゃる場合は、やわらかめの歯ブラシを使っていただいた方がよい場合もあります。
素材については、自然毛(動物などの毛)は乾燥しにくく細菌が増殖してしまうため、ナイロン毛が好ましいです。
以上のようなことを市販の歯ブラシを購入される際には意識していただけたらと思います。また、歯科医院で販売されている歯ブラシを購入される時には、その方にあった歯ブラシをご提案させていただきますので、是非お尋ねくださいませ。
茨木市・茨木駅の歯医者 こてら歯科クリニック
