こんにちは☺
皆さま、むし歯や歯周病が原因で歯を失うと、どのような不都合がおこってくるのか、お考えになられたことはありますでしょうか?
「歯の一本くらいなくなっても大丈夫でしょ!」と思われていらっしゃる方ももしかするといらっしゃるかもしれませんが、たった一本の歯でも失ってしまうと、様々な不都合が生じてしまうのです(;_;)
大人の歯は、親知らずを除くと上下それぞれに14本、計28本あります。歯は一本一本が独自に働いているわけではなく、上下それぞれで歯列と呼ばれる一列のまとまりを作っています。上の歯列と下の歯列がうまくかみ合うことによって、かむ時にかかる力を分散するなど、歯の働きを支えています。
歯が一本でも失われてしまうということは、上下の噛み合わせが壊れてしまうことになるのです。たとえば、前歯が一本でもなくなれば、見た目が悪いだけでなく、食べ物をうまく噛み切れなくなり、また歯の隙間から空気がもれるようになるので、発音にも影響します。
奥歯が抜けた場合は、抜けたほうの側では食べ物をかみ砕きにくくなってしまうので、かみ砕きやすい抜けてないほうの奥歯ばかり使うことになり、かみ合わせのバランスが崩れてしまいます。
それら以外にも、歯を抜けたまま放置してしまうと、残っている健康な歯までむし歯や歯周病にかかるリスクが高くなってしまうという問題があります。歯が抜けて空いたスペースがあると、隣の歯がそちらへと傾いてきてしまい、傾いた歯で噛むと横からの力が強くかかり、歯が痛んだり、根に過剰な負担がかかってグラグラと揺れてくることもあるのです。また、傾いた歯は歯ブラシを当てにくく、むし歯や歯周病にかかりやすくなってしまいます。
その状態で長期間放っておくと、どんどん歯が移動してきて、ついには抜けたスペースが埋まってしまうことさえあります。ここまで歯が動いてしまうと、かみ合わせが非常に悪くなってしまうだけでなく、顔の形も変わってしまうこともあります。
歯を失ったために、どれだけ生活に支障が出るかは人によって様々ですが、たった一本の歯を失うだけで、健康な他の歯にまで悪影響が出てしまうのは確かです。お口の中の健康を保つためには、抜けてしまった歯をそのまま放置しないことが第一です!
もし、お口の中に抜けたスペースがあるようであれば、早めに歯医者さんで自分の歯の代わりになる人工の歯をいれてもらうようにしましょう‼方法は色々あります。またその説明は次の機会にさせていただきますね(^^♪
茨木駅・茨木市の歯医者 こてら歯科クリニック