先日、東京で行われた、ボツリヌス療法のセミナーを受講してきました。
ボツリヌス療法(ボツリヌス菌が産生するボツリヌス毒素を筋肉内に注射し、筋肉の過活動や緊張の改善を図る治療)と聞くと、シワを目立ちにくくしたり、小顔に見せるため等、、よく美容をイメージされるかと思いますが、今回は主に歯科の分野への応用がテーマでした。
咬筋という噛みしめるときに主に使われる頬っぺたの筋肉に筋肉注射を行う治療です。
歯科でどんな患者さんにお勧めかというと、、
〇被せがすぐ外れる、割れる
〇歯が欠けやすい(歯根破折、歯牙破折)
〇広範囲に及ぶ知覚過敏、くさび状欠損、骨隆起
〇ナイトガードが気持ち悪くて装着できない
〇肩こり、首こり、頭痛
〇あごの調子が悪い(顎関節症)
〇義歯による痛みが治らない
これらに該当する方の中で、ボツリヌス療法により、筋肉の過活動や緊張の改善を図り、適切な力のコントロールをすることで改善されることがあります。
今のところ保険適応ではありませんが、気になる方は是非一度ご相談ください。