こんにちは。
大分気温が高くなり、汗ばむ陽気となりましたね(^-^)
本日は時々、お母さまからご相談を受ける「子供の口臭」についてお話させて頂きたいと思います。
小学校高学年や中学生以降においては、お子様ご自身でも口臭が気になってくる方もいらっしゃいます。口臭は、ニンニクやニラ、生ネギなど強い臭いを持った食品を食べたり飲んだりした後に発生するような、全く病気と関係しないようなものから、全身的な疾患(糖尿病など)、呼吸器系の病気、鼻咽頭疾患(蓄膿症など)や消化管の病気(胃炎)でも発生することがあります。
実際は、子供において最も口臭の発生と関係が深いのは、お口の中の状況であると思われます。病気以外の原因で起こる口臭には、生理的口臭と呼ばれるものがあります。たとえば、起床直後に感じる早朝時口臭は、多くの方が経験されているかと思いますが、学齢期の子供でも多く発生します。
これは、睡眠時には唾液分泌が減少するため、口の中の細菌が活動しやすくなり、細菌の働きによって分解された物質により臭いが生じるのです。酸素の少ない場所で活動する細菌は、タンパク質を分解して揮発性の硫化物(イオウの入った物質)を作り出します。就寝前にしっかりと歯磨きを行うことが大切になります。
また、病的口臭では先ほど述べた様々な病気がありますが、実際には口の中に原因があることが最も多いです。重症のむし歯で大きな穴の開いたような歯が放置されていたり、すぐに出血するような歯肉炎があったりすると、かなりの口臭の原因になります。
つまり、学齢期の子供で口臭がある場合には、まず重症のむし歯はないか、歯肉が腫れて出血していないかをチェックする必要があります。お子様の口臭が気になるようであれば、お口の中を見てあげて、歯肉、歯、汚れをチェックするようにしてみて下さい。
また、舌の表面に臭い物質が付着することでも口臭の原因になりますので、もし舌の表面が白く汚れたりしている場合には、舌ブラシなどで舌の表面を軽くこすってきれいにすることも口臭予防になります(^^♪
茨木市・茨木駅の歯医者 こてら歯科クリニック