こんにちは😁
皆さま、普段「歯ぎしり」や「くいしばり」について意識されたことはありますでしょうか?これらは『ブラキシズム』と呼ばれ、「昼夜あるいは夜間に行われる緊張、噛みしめ、歯ぎしりなどの異常機能運動」と定義づけられています。
このブラキシズムの種類としては主に4つあります。
一つは、歯の全体を横にグリグリとこすり合わせるタイプのグラインディングと呼ばれる運動です。この運動方向は水平的で運動範囲が広いため、全体的に歯がすり減っていきます。就寝時に行っていることが多いようです。
二つ目は、ある一定の場所だけで、ぎしぎしこすり合わせるタイプのナッシングと呼ばれる運動です。糸切り歯やその後方の歯の先端だけがすり減っていることが多く、歯をきしませるため、音がなる場合もあります。
三つめは、上下の歯を無意識のうちに噛みしめてしまうタイプのクレンチングと呼ばれる運動です。日中、夜間にかかわらず起きます。
四つ目は、上下の歯をカチカチ嚙み合わせるタイプのタッピングと呼ばれる動作です。睡眠時に生じることが多いようですが、それほど大きな力で噛まないため、ブラキシズムの他のタイプと比較すると大きな害はないようです。
これらのブラキシズムは、歯や歯を支える組織(歯肉やあごの骨)に、普通に噛む時の2倍以上の力がかかると言われます。そのため症状がひどいと、歯の周りの組織に過重な負担がかかり、歯や歯肉や顎の骨といった組織が破壊されてしまします。
ブラキシズムの多くは無意識下で行われているため、ブラキシズムを自覚している人はあまりいないのが現状です。「ギリギリ」と音がなるようなブラキシズムであれば、家族などからの指摘で自覚できる場合がありますが、音がしないブラキシズムの場合は、周囲の人も気付くことはないのです(>_<)
口腔内を実際に拝見させていただくことで、ブラキシズムの診断は可能ですので、少しでも気になられるようであれば歯科医院にご来院いただき、歯科医師にご相談下さい☺
茨木市・茨木駅の歯医者 こてら歯科クリニック