こんにちは
本日は歯科矯正についてのお話を少しさせていただきます。現在は大人でも歯科矯正を行う人が増えていますが、いつのタイミングで矯正を行うのがベストなのかといったご質問を受けることがあります。
大人になってからでも十分矯正できるケースもありますが、成長途中にある子ども時代だからこそ、より効果的に矯正できる場合があります。
たとえば、反対咬合(受け口)のなかでも骨格に異常のあるもの、上顎前突(出っ歯)、交叉咬合(クロスバイト)などは、子供のうちに矯正を検討した方が良いです。また、開咬(オープンバイト)のなかでも、指しゃぶりや舌の癖が原因で重度のものも、早期の治療が効果的です。
一方、下あごの発育不良で叢生や過蓋咬合になっているケースでは、背が伸びるときに下あごも成長するので、伸長期に入るまで様子をみた方がよいケースもあります。
治療開始時期は症例によって異なりますが、矯正相談を実際にするのは、上下の前歯が生え変わる小学校入学ぐらいからがよいでしょう。乳歯も生えそろっていない時期に、相談しても矯正が必要かどうかの判断は出来ないからです。
あごの成長を見込んでの治療をするなら、乳歯と永久歯が混ざって生えている時期に治療を始めますが、抜歯が必要な症例では永久歯が生え揃うまで待つこともあります。日本人は、顎が小さいため永久歯を数本抜歯して矯正することも多いのですが、より低年齢から矯正をはじめることで、抜歯をしなくてすむケースもあります。
当院では、毎月第三水曜日の午後に矯正専門医が来ておりますので、矯正治療にご興味のある方は、ぜひご相談にいらして下さい。
茨木市・茨木駅の歯医者 こてら歯科クリニック