皆様こんにちは(^^)
今日は歯ブラシについて書かせていただきたいと思います。
時々、患者さまから「歯医者さんに置いてある歯ブラシとドラックストアなどに置いてある歯ブラシは違うの?」と訊かれることがあります。
実は歯医者さんに置いてある歯ブラシは、
「歯科専売品」であり、
一般のドラックストアでは買うことのできないものなのです。
では、歯科専売の歯ブラシと市販品の歯ブラシは一体何が違うのでしょうか?
まず市販の歯ブラシですが、こちらは誰が磨いても、ある程度プラークが除去できる構造になっている歯ブラシであり、JIS規格(日本工業規格)という国家規格をもとに製品がつくられています。
つまり、定められた条件をクリアしたものでなければならないため、歯ブラシの硬さや形状はいくつか種類がありますが、毛先の長さなどは変更することは出来ず、あくまでも規格内での製品ということになります。
一方で歯科専売の歯ブラシは、規格に関係なく作ることが出来るため、各メーカーが研究データをもとに様々な製品を作ることが可能なのです。
たとえば、「歯周ポケットが深い人用」「歯肉炎の人用」「むし歯予防用」「外科処置後用」「ホワイトニング用」など、歯の特徴や状態に合わせて選択できるように設計されているというわけです。
このようにみると、歯科専売の歯ブラシの方が良いのかと思われる方もいらっしゃると思いますが、市販の歯ブラシであっても、現状のやり方でしっかりと磨けていれば何も問題ありません。
ご自身にピッタリのものを選んで正しく使えるということが重要なのです。当院では歯科専売の歯ブラシを数種類、販売しておりますが、歯科衛生士が患者さまの口腔内の状態によってはお勧めさせていただくこともあります。
口腔内の状態は変化していきますので、その時々にあった歯ブラシを選択するお手伝いが出来れば幸いです😄
茨木市・茨木駅の歯医者 こてら歯科クリニック